「非常ベル」が鳴ったらどうする?知っておきたい非常警報設備の役割
ショッピングセンターやマンション、学校などで、赤いベルや「非常ベル」と書かれた設備を見かけたことはありませんか?
「一度も鳴っているところを見たことがない」
「もし鳴ったらどうすればいいんだろう?」
そんな方も多いと思います。
非常ベルは、火災などの緊急事態を建物の中にいる人へ知らせ、安全に避難してもらうための消防設備です。
今回は、非常ベルや非常警報設備について説明していこうと思います。
非常ベルとは?
非常ベルは、火災などが発生したことを建物内に知らせるための警報設備です。
ベルが鳴ることで、「この建物で異常が発生しています。すぐに避難してください」という合図になります。
建物によってはベルではなく、
- 「火事です。火事です。」
- 「落ち着いて避難してください。」
という音声が流れる場合もあります。
どちらも目的は同じで、建物にいる人へ危険を知らせ、安全に避難してもらうことです。
なぜ設置されているの?
火災は、気付くのが少し遅れただけでも煙や炎が一気に広がることがあります。
そのため、できるだけ早く建物内の人へ知らせることがとても大切です。
非常ベルが鳴ることで、
- 火災に早く気付ける
- 避難を始めるきっかけになる
- パニックを防ぎやすくなる
など、多くの人の命を守る役割があります。
非常ベルはどんな時に鳴るの?
非常ベルが鳴る主な原因は次のような場合です。
火災感知器が火災を感知したとき
天井に付いている感知器が煙や熱を感知すると、自動的に警報が鳴ります。
誰かが発信機を押したとき
廊下や階段に設置されている赤い「非常ボタン(発信機)」を押すことで、警報を鳴らすことができます。
火災を発見した人が、周囲へ知らせるために使用します。
非常ベルが鳴ったらどうすればいい?
突然ベルが鳴ると驚いてしまいますが、まずは落ち着いて行動しましょう。
① 放送や係員の案内を確認する
建物によっては館内放送で避難方法を案内してくれます。
慌てず、指示に従いましょう。
② エレベーターは使わない
火災時は停電や故障の恐れがあります。
避難するときは必ず階段を利用しましょう。
③ 煙を吸わないように避難する
煙は炎よりも早く広がります。
姿勢を低くし、口や鼻をハンカチやタオルで覆いながら避難しましょう。
④ 引き返さない
忘れ物を取りに戻ることは非常に危険です。
命を最優先に行動してください。
やってはいけないこと
「誤報かな」と勝手に判断する
「どうせ点検だろう」と思い込むのは危険です。
本当の火災かもしれません。
まずは周囲の状況や放送を確認しましょう。
ベルを止めようとする
警報が鳴っているときに、設備を勝手に操作したり止めたりしてはいけません。
避難や初期対応の妨げになることがあります。
イタズラで発信機を押す
発信機は本当に火災が起きたときに使う設備です。
イタズラで押すと、多くの人が避難し、消防隊も出動することがあるので絶対にやめましょう。
最後に
非常ベルは、火災などの危険をいち早く知らせ、建物にいる人の命を守るための大切な消防設備です。
普段は気にすることが少ないかもしれませんが、ベルが鳴ったら「何か異常が起きている」という合図です。
慌てずに放送や係員の指示を確認し、落ち着いて避難することが、自分や周りの人の命を守ることにつながります。


